【レポート】第4回全日本学生フルコンタクト空手道選手権大会 1部決勝戦
2025.12.02

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第4回全日本学生フルコンタクト空手道選手権大会
1部 各階級 決勝戦レポート

 

開催日:2025年11月23日
開場:国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)
主催:全日本フルコンタクト空手コミッション(JKC)
総来場数:7,820人

1部インカレ男子軽量級 決勝
○細田 陽斗(日本体育大学) vs . 岸 蔵之介(桐蔭横浜大学)●

 

同じ道場に通う”同門対決”を制し、細田が初優勝を決めた

 

大学は違っても、同じ空手道場に通う”同門対決”となった男子軽量級決勝戦。細田はジュニア時代から全日本レベルで活躍し、9月の第2回神奈川県フルコンタクト空手道選手権大会では一般軽量級で優勝。対する岸は2023年の第2回総極真世界空手道選手権大会で軽量級3位だ。互いに手の内を知り尽くしている者同士の対決は、直突きの連打で一歩も譲らないなか、細田が時折放つ左中段膝蹴りで勝負にアクセントを加える。終盤には岸がこれに下段廻し蹴りで応じる場面もあったが時は遅かった。本戦3-0で細田が初優勝を決めた。

 

 

1部インカレ男子中量級 決勝
○中山 拳杜(大原学園) vs.  竹内 悠敦(流通科学大学)●

 

2023年JKJO全日本中量級優勝の中山拳杜がインカレ初優勝

 

2023年のJKJO全日本で中量級優勝の中山と、今年2月の第1回西日本インカレで準優勝の竹内とで争われた男子中量級決勝戦。接近戦を得意とする中山だが、本戦序盤からステップを使い間合いをコントロール、機を見て竹内と打ち合う戦法に出た。竹内は蹴りをフェイントに間合いを詰めると一気に突きを叩き込む。本戦判定は0-0。延長に入って、竹内が上段蹴りから突きの連打へと攻勢に出るが、中山は落ち着いてこれをかわし、間合いを詰めて突きの連打を叩き込んだ。延長戦の判定は主審を含む3-0で中山へ。インカレ初出場の中山が、初優勝を決めた。

 

 

1部インカレ男子重量級 決勝
○河合 透吾(北海商科大学)vs.  浦 文丈(香川大学)●

 

河合透吾が、インカレ史上最多の3度の優勝を果たす

 

昨年の第3回大会と同じ顔合わせとなったⅠ部男子重量級決勝戦。河合は第1回大会と第3回大会の優勝者。4年間連続出場で、今回勝てば3度目の優勝となり、第1回大会から第3回大会まで連覇して昨年卒業した女子軽量級の岡田葵(愛知教育大学)と並ぶ最多優勝者となる。対する浦は今年で3度目の出場で、これまで2度決勝に進出している安定した実力の持ち主だ。試合開始と同時に前に出る浦に対して河合は前蹴りで間合いをとるが、浦は中段膝蹴りの連打で攻勢に出る。河合は胸への直突きで応戦。中盤以降、河合は浦を軸にステップを使って左右に動き、浦の攻撃をかわしながら直突きを叩き込んだ。手数、有効打とも河合がうわまわり、本戦判定5-0で河合が3度目の優勝を決めた。表彰後、河合は「第2回大会の3位が悔やまれるが、あの敗戦が自分を大きくしてくれた。学生生活で貴重な思い出をくれたインカレには感謝している。社会人になっても全日本の頂点を目指す」と語った。

 

 

1部インカレ女子軽量級 決勝
○高林 美空(横浜商科大学)vs.  清水 由埜(藍野大学)●

 

高林美空が、日本の女子トップの清水由埜を破ってインカレ初優勝

 

日本フルコンタクト空手界トップクラスの対戦となった1部女子軽量級決勝戦。清水はJFKO全日本2023年、2024年の優勝者。対する高林は正道会館や白蓮会館の全日本で準優勝を果たすなど表彰台の常連だ。清水は今大会の準決勝で、今年10月の白蓮会館全日本決勝で高林が敗れた山内倭桜(梅花女子大学)に勝って上がってきていた。清水優位かと思われる中、本戦開始とともに高林が選んだ戦術は、清水が得意とする接近戦だった。蹴り技で距離を詰めると、清水の下突きに対して高林は清水の胸を突いてバランスを奪う。中盤以降、超接近戦で思うようにステップを踏めない清水に、高林は胸への突きの連打、さらには中段膝蹴りと攻勢をかけた。ラスト15秒は高林がダメ押しの中段廻し蹴りの連打で攻勢ポイントを稼ぎ判定は本戦4-0、高林がインカレ初出場/初優勝を決めた。

 

 

1部インカレ女子重量級 決勝
○本田 志帆(神奈川大学)vs.  北 幸(駒沢女子大学)●

 

4年間で2度のインカレ優勝を果たした本田。卒業を前に有終の美を飾る

 

本田は第2回インカレで優勝し、以降、毎大会決勝へと駒を進めていたフルコン・インカレ女子の実力者にして極真拳武會の女王。大会前には「今年で卒業なので優勝して有終の美を飾りたい」と話していた。対戦者は、第2回総極真世界大会女子重量級3位の北。両者はこれまで何度か対戦しており「勝ったり負けたり」(本田)ではあるが、直近では8月に対戦し北が勝利している。決勝は試合開始から激しく打ち合い、本田が胸への直突きから下段廻し蹴りを出せば、北は左右の振り打ちから中段膝蹴りで迎撃に出る。本戦は有効打、手数とも互角。判定は1-2でわずかに北へ。延長になって北が重心を掛けた振り打ちで本田に襲いかかる。本田は直突きを軸に中段間蹴り、下段廻し蹴りで応戦だ。突きの手数は北だが、蹴りの本数は本田。判定3-2の僅差で本田が優勝を決めた。