【インタビュー】第3回全日本学生フルコンタクト空手道選手権大会
2024.12.12

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女子1部軽量級 優勝
岡田 葵(愛知教育大学)

 

「インカレ第1回大会から3連覇! 卒業に向けて有終の美を飾れて本当にうれしい」(岡田)

 

今大会は3連覇がかかっていたと同時に、卒業を控えた引退試合だったので、なんとしても有終の美を飾りたいという気持ちの一方、たくさんのメディアさんに取り上げていただいた分、プレッシャーもかなりありました。そんな中で優勝で終えることができて本当に嬉しいです。決勝の相手だった金城選手はインカレ第1回大会は準決勝で、第2回大会は決勝で対戦し、今回で3回目の対戦でした。金城選手のサイドステップを組手に飲まれないよう、そして自分の強みはパワーだと思っていたので、それを生かすべく戦うよう心がけていました。本戦終了後、延長を覚悟して呼吸を整えていたのですが、判定は3-1。良い結果で終えることができてホッとしたと同時に、喜びがこみ上げてきました。試合からはこれで引退して、空手で養ったスピリットを今後は教職の道で生かしていきたいと思っています。これまで多くの一般の空手の大会に出場し、表彰台に上がることもできましたが、そうしたことは大会名を告げても、大学の友人も先生もなかなかわかってもらえませんでしたが、「インカレで優勝した」というと、みんながすごいねと言ってくれましたし、その分、学校名を胸に戦うことに誇りも持てました。在学生にはぜひ<インカレ・フルコン>の素晴らしさを知ってほしいと思いますし、それを一人でも多くの友人に伝えてほしいと思っています。これまで応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

女子1部重量級 優勝
小林 由依菜(名古屋リゾート&スポーツ専門学校)

 

「プレッシャーが逆に背中を押してくれた。来年は2連覇したい!」(小林)

 

大会出場2年目にして優勝できて、うれしいと同時にホッとしています。今年はJKJO全日本大会女子重量級で優勝することができ、インカレでは絶対に負けれられないという気持ちがありましたので、そのプレッシャーがいい形で背中を押してくれたと思っています。決勝戦は昨年と同じ本田選手との対戦となるのではと予想していましたし、昨年は圧力で負けた感があったので、今年は重心を落として戦うように心がけました。本田選手が中段回し蹴りなどを軽快に出していたので、印象で劣らないよう私も中盤以降は脱力を心がけ、積極的に中段を蹴るなどしていました。そういった意味では、インカレでの試合は毎年、私を成長させてくれています。学校名を胸に戦うインカレは、一般の大会とはまた違った充実感がありますね。これから学校に帰ってみんなに報告したいと思っています。来年が最後にインカレになりますので、2連覇できるようにしっかりと稽古していきたいと思います。

 

男子1部軽量級 優勝
三井所 太陽(福岡医療専門学校)

 

「“学生日本一”の称号がとてもうれしい。来年、最後のインカレを連覇で飾りたい」(三井所)

 

インカレは2回目の出場になります。昨年は3位だったのですが、今年は優勝できました。9月のJKJO全日本大会ではJFKO全日本王者の紅谷選手と決勝を戦い準優勝でしたが、今回は日本一になって、まわりの期待にも応えることができてとてもうれしいです。 ”学生日本一” の響きは最高です!JKJO全日本以降は、ミット打ちやランニングなどひたすら追い込み、このインカレでの優勝に賭けてきました。そのおかげか、落ち着いて戦うことができたと思います。自分のこだわりは、攻撃を効かせて倒す組手です。JKJO全日本大会、インカレといい流れを作ることができたので、ここからさらなる稽古を積んで、来年はビッグトーナメントの表彰台の常連になれるよう頑張りたいと思っています。もちろん、第4回インカレでの2連覇を目指します。

 

男子1部中量級 優勝
千田 隼人(近畿大学)

 

「大学名を背負った戦いに感動。世界大会優勝とは違った喜びがあった」(千田)

 

昨年は自分の所属流派の世界大会が同時期に開催されたため、そちらに出場した(極真館2023世界大会/一般-70kg級で優勝)ので、インカレは今年初出場でした。最初に驚かされたのは、本大会の規模感でした。出場選手はもちろん、ゲストの方々や会場も豪華で、そうした大会で戦えることがうれしく思えました。決勝戦で対戦した下瀬選手はとても強い選手だったので、ポジショニングや技を的確に当てることなどを意識しながら丁寧に戦いました。今大会では、本来の自分の間合いと異なってやや近く、それに対応しながらの組手になりましたが、やはり倒す組手を目指していきたいと思っています。空手はルールが細分化され、また大会主催流派によっては出場が限られてしまう場合がありますが、このインカレは大学生、専門学校生であれば、誰もが出場できるまさしくオープンな大会です。今回、学校の名前を背負って出場できたことはすばらしい思い出となりました。可能であれば、来年も出場したいと思っています。

男子1部重量級 優勝
河合 透吾(北海商科大学)

 

「絶対に負けられないという気持ちで臨んだ決勝。ここから優勝は誰にも譲らない」(河合)

 

昨年の3位から2年ぶりに優勝することができて、うれしい気持ちと「今年は勝って当然」と自分に言い聞かせて稽古してきたのでホッとしています。あとはここから次の目標にどうつなげていくかだと思っています。具体的には、来年のJKJO全日本大会やJFKO全日本大会での優勝です。これまでは、北海道というある種、特別な環境が言い訳になっていた部分もありましたが、今はすべては自分を強くしてくれるためのものだと考え、創意工夫をしながら稽古をするようになりました。直近のJKJO全日本大会では結果を出せず、悔しい思いをしましたが、そこからさらに稽古を工夫して今回のインカレに挑みました。座右の銘は、”負けず嫌い” ではなく、”勝つことが好き” です。こうしたポジティブな気持ちを持って稽古し続けていることが、今回の優勝につながったと思っています。今回の決勝は、JKJO全日本大会で負けた木戸選手との対戦になると思っていましたが、上がってきたのは浦選手でした。本戦ラスト30秒の相手サイドに回っての振り打ちが有効打になって勝負を決めることができたと思っています。僕にとって、インカレは1年から出場していますので愛着もありますし、また就職など ”インカレ優勝” はスポーツに打ち込んできた私のような人間にとっては有効なキーワードでもありますのでありがたいですね。来年は4回生なので最後のインカレになります。ここからしっかりと稽古をして、連覇を狙いたいと思います。